コラム

フランチャイズ

2019.09.22

協会ビジネスはフランチャイズ!?

直近、協会ビジネスの立ち上げの相談を受けることが続いていますので、協会ビジネスについて少し触れたいと思います。

 

以前のコラムにフランチャイズのパッケージには多様な形態があると書きましたが、協会ビジネスも、フランチャイズのひとつの形態だと考えられます。

 

協会がフランチャイズ本部で、協会から認定を受けた講師が加盟店に位置の関係性です。そして、その加盟店である講師たちが生徒を教えます。

 

講師は、協会から認めてもらうために(までに)協会に入会金、年会費、講習料、試験料、登録料などを払います。これらはフランチャイズでいう加盟金に該当します。

 

そして、生徒を教えることで講師は収益をあげますが、講師は生徒の受講料から協会にカリキュラムやコンテンツの使用料を協会に払うことが一般的です。これはフランチャイズでいうロイヤルティにあたります。使う教材はフランチャイズ本部の指定品にあたります。

 

一方、協会はフランチャイズ本部同様に、協会のブランディングを行ったり、オフィシャルサイトを通じて、講師の生徒の集客の支援を行ったり、と講師が活動しやすいよう支援を行います。これらもフランチャイズ本部の加盟店支援に該当致します。

 

こう見ていくと、協会(ビジネス)は、その協会設立の目的となる学びの、単なるコンテンツ販売、ノウハウ販売ではなく、フランチャイズ同様にビジネスパッケージの販売、提供と言えます。

 

協会ビジネスの大きな特徴、フランチャイズの大きな違いは、基本的に、趣味、実益の「学び」の分野に限定されており、対象が法人でなく個人である点であること、そして加盟金を払えば、即講師になれるわけでなく、協会から認められなければならない点です。この点もフランチャイズの一つの形である、暖簾分け制度に似ています。

 

弊社はフランチャイズ本部構築コンサルティングと一言に纏めておりますが、フランチャイズに限らず、協会ビジネス、ライセンスパッケージ、開業コンサルティング、などビジネスのパッケージ化の支援を行っております。お気軽にご相談くださいませ。

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