コラム

2023.02.2

節税投資モデルに最適!?マイクロフランチャイズ

マイクロフランチャイズという言葉、考え方を聞いたことありますか!?

先日、貸会議室のフランチャイズがあるのですが、そのFC加盟店募集の説明会に加盟検討者として参加しました。

そこで、マイクロフランチャイズという言葉を初めて聞いたですが、フランチャイズ業界の一般用語ではなく、その貸会議室FC本部が自社業態をわかりやすく説明するために使っている言葉のようです。

以前からある考え方かもしれませんが、フランチャイズ業界に16年間携わってきて、私自身は初めて聞き、今後の新しいフランチャイズや節税投資の事業モデルづくりに役立つ考え方だと思いましたので少し紹介させていただきます。

多くのフランチャイズは、1加盟契約(加盟オーナー)で1店舗(事業所)出店、つまり店舗単位で加盟店オーナーを募っていますが、その貸会議室のフランチャイズは、一つの店舗ごとに加盟店オーナーを募るのではなく、ミーティングスペースをひとつの最小単位として加盟店オーナーを募集しています。そして、FC本部にて貸会議室(ミーティングスペース)の運営を代行し、そこから生じるリターンを加盟店に支払うという投資型のフランチャイズモデルです。

(もちろん、1社で複数のミーティングスペースに加盟できますので、1店舗内になる全てのミーティングスペースに加盟すれば1店舗のオーナーになることも可能です)

このマイクロフランチャイズの良い点は、初期投資が大きいものであっても小口化することで加盟店を集めやすくなる点(加盟希望者からすると取り組みやすくなる点)、そして、もう一つが、中小企業経営強化税制を使って、ミーティングスペースを器具備品・工具として対象設備として適用することで初期投資額を一括損金計上が出来るようにしている点です。

このマイクロフランチャイズのスキームが、とくに設備投資が大きい他の業態のフランチャイズに転用できると、FCチェーン拡大が加速することが期待できますね。

マイクロフランチャイズの紹介でした。

2023/2/2掲載